トルコの民族楽器「サズ」


特にネタもないので、手持ちの楽器の紹介など。
トルコを代表する民族楽器「サズ」です。サイズや棹の長さなど色々あるのですが、これはバーラマ(BAGRAMA)と呼ばれる中間サイズの物で棹は短めです。3コースの7弦構成の撥弦楽器で、楕円型の柔らかなピックで演奏されます。弦のテンションはゆるめで、楽器自体への負担も少なく、表面板の振動を妨げないためかサウンドホールも底に開いています。
復弦から発する音色はとても豊かで、弦数、音量のバランスなどみても、長い歴史の中で完成されて来た楽器に思います。
音色に惹かれて入手に至った楽器なのですが、マカーム(奏法の種です)や微分音(半音の半音とか)変拍子に関する知識が私に欠しく、なかなか演奏するまでに至らないのですが(ジャヤラーンと弾いてニヤニヤしてます)、CDなど漁りつつ、焦らずこの楽器と接していこうと思います。フラメンコと同じでノリをつかむのが一番かな、と。
実は以前製作した楽器「Q」はこの「サズ」から沢山のヒントを得て製作しています。
http://honnesan.seesaa.net/article/2198230.html
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知人から貰った、梅の木と柿の木の枝です。加工しやすい大きさにカットし洗ったところです。切った感じ、あと一年は乾燥(特に樹脂分)が必要です。