バラライカ・プリマ(ドゥブローヴィン作1985年)を入手

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もう何年もロシア製の職人さんの製作したバラライカを探しまわっていたのですが、ようやく入手できました。

日本ユーラシア協会さんの事務所で今日受け渡しでした。その場で、なぜこんなにもロシア製のちゃんとしたバラライカの入手が日本で難しいのか訊ねてみたところ、楽器などの工芸品はロシア国外に持ち出すのに、かなり面倒な手続きを踏まなければいけないのが大きいのだそうです。なるほど・・・・、それで、ソ連時代のお土産レベルの物しかみかけないわけです・・・。以前入手したのも旧東ドイツ製のものでしたし、ネットなどで出回っているのも、ルーマニア製とかで、変だなぁと思ってました・・・。

物の状態のわりに、ちょっと値が張ったのですが、表板の松も目が詰まっていてとても良いものです。少しネックが順ソリですがブリッジの調整でなんとかなりそうなレベル。音も楽器全体が上手く振動していい音がします。

写真に一緒に写っている教則本は故、北川つとむ氏の書かれた物。これも最近やっと入手できました。



↑サンプル音です。
ロシア民謡っぽいコードで、適当に弾いただけです。
トレモロは入れていません。

異国の楽器だなぁ~って思いませんか?
これほどマイナー曲がにあう撥弦楽器って、なかなかナイと思うのです。

この記事へのコメント

紅茶の使徒
2007年12月09日 13:23
外貨獲得のためには、ある程度工芸品の輸出を推進したほうがいいとは思うのですが……その辺はかつての時代からあまり変わらないのでしょうかね。それはさておき、おめでとうございます。サンプル、といいますか演奏期待しております('-'*
ホンネサン
2007年12月10日 21:56
ソ連は芸術に力入れてましたからねぇ・・・。この楽器も国をあげて完成させていった物なので、そう簡単には輸出させたくないのでしょうか。

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