故郷がもうすぐ限界集落に

以前父と話した時に、地元に年寄りが増えた、という話を聞いたので調べてみると、

故郷の福井県坂井市M町A区は、2010年の国勢調査時点ですでに、55歳以上が五割以上を占める、準限界集落になっていた。

2015年の国勢調査結果をみると、2010年よりさらに人口が減り、高齢者割合が増え、早ければ次回2020年の国勢調査、遅くとも2025年までには65歳以上が五割以上の限界集落になるだろう。

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2015年度国勢調査より(A自治区/A区・A区一~四丁目)

総人数  876人
40歳以上 610人(全体の70%)
45歳以上 550人(全体の63%)
50歳以上 496人(全体の56%)
55歳以上 440人(全体の50%)
60歳以上 400人(全体の46%)
65歳以上 336人(全体の38%)
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住みやすい環境を作るため、新興住宅地(A区1~4丁目)を整備したり、他の地方の地域自治体同様、自治会の活動を活性化させ、色んな策を講じてきたのは、故郷を離れている私でも知っている。地元の方々は相当な努力をしてきたと思う。


ただ、故郷を離れて感じるのは、人が入ってこないのは、行政サービスの差。
これが大きい。一番の原因はコレなんだけど、自治会に甘えてる行政は言い出しにくいよなぁ・・・。

最初に結論を言ってしまうと、故郷に限らず、町内会、自治会、PTAを無くし、行政が地域環境管理を徹底して、檀家、氏子等、昔からの習慣をリセットした街を作ってアピールすれば、人気地方都市になるよ。
田舎に住みたいなぁ・・という人の大半は面倒な人間関係から離れ、のんびりとした『スローライフ』を満喫したいから。
個人情報ダダ漏れの年中地域ボランティアをやりたい人なんて皆無なの。

ボランティア的な活動は一見良さそうに見えて、地域の雇用を奪ってる。負の連鎖。

ためしに武蔵野市のような自治会無しで行政管理の徹底したエリアを地方に作ってみてほしい。少なくともUターンする若者は増えると思う。


都心に住んでいると、自治会等に入らなくても快適に生活出来て、普段はプライベートな時間を満喫できるが、故郷ではそうはいかない。

A区自治会の活動をみてみると、
・月に一度の一般道路(県道、町道、観光道路、遊歩道)のゴミ拾い。
・草刈
・春と秋の2回区民総出で海岸清掃
・火の用心(夜廻り)活動
・子供会、青年団、消防団、婦人部、壮年部、区画宅地造成組合、A区を考える会、等への所属、参加
・祭事への参加、協力

本来行政が業者を選定して行うような活動まで山盛り。それに加えて、檀家や氏子行事も。
人口900人未満の高齢区で、これは無茶。正直郷土愛だけではどうにもならない。
人口900人というと都内のタワーマンション一棟に余裕で収まってしまうが、こんな年中自治会行事だらけのタワマン、都心であっても誰も入居しないだろう。


国定公園にも指定されている美しい故郷だが、存続はかなり難しくなっている。
福井県や坂井市に、自治会依存ではなく、行政による環境の保全や地域サービスをお願いしたい。

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