『断捨離』について思うこと

今回の引っ越し、私の通算11回目になります。
福井→東京→大阪→大阪→東京→東京→東京→東京→神奈川→神奈川→京都→京都
です。

この間、引越しの度に物を捨ててきましたが、今回の引越しは今までで一番、『モノ』を捨てました。

ただ、これは世間でいう『断捨離』とは、ちょっと違います。
あくまで、次の引越し先でのスペースに合わせたものが、ほとんどです。『断捨離』というよりは『整理整頓』


人生を歩むにつれ、他人からみればクズ鉄にしか見えないモノでも私にとっては宝石のような『モノ』が沢山増えてます。確実に。おそらく『ヒト』に対しても。
なので、私は今まで引越しで廃棄して、後悔したものが山ほどあります(笑)



『断捨離』という考え方は、行き過ぎなければよいことだとは思いますが、最近はずいぶんと極端な使われ方をしているように感じます。このまま行けば街の図書館や美術館、大学の研究施設までいらないなんて言い出しそう。やだなぁ・・・。このあたりの『モノ』も極端に言えば世界に一つあれば事足りるでしょうから。



世を捨てた僧侶が物欲から離れ、凛とした様は美しいと思いますが、現世を生きている好奇心旺盛な私みたいなのには『断捨離』は反する考えでしかないかな。アートに限らず、ビジネスの世界では『付加価値』をつけるのがいかに大事かですし、『モノ』に価値を見出せず切り捨てるのみを突き詰めるやり方は、創造とは真逆にも感じます。






ボクは『整理整頓』で十分だと思うんだよなぁ。

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